ワーゲンバス

プレミアム・アウトレットCMに登場する車種は?

アメリカ発祥の「プレミアム・アウトレット」が日本上陸25周年を記念したCM
『ここに来るまでの道のりも、買い物の楽しみも、食べ物の楽しみも、
何でもない休日が特別な一日になる。
思い出を持って帰ろう』

この記事では、CMに登場する車の車種や年式、うっかりすると見逃してしまう?登場車の秘密も紹介しています!

CM登場車①

1972年式フォルクスワーゲン・タイプ2
「ウエストファリア キャンパー」

一般的に「レイトバス」と呼ばれる、1968年から1979年にかけて生産された、第2世代のタイプ2(ワーゲンバス)。そのキャンパーモデルの「ウエストファリア」です。ポップアップルーフ(屋根が開いてベッドスペースになる)や、ベッドシート・シンクなどが標準で備わる本格的なキャンピングカーです。

登場車両は、レイトバスの中でも前期型にあたる、通称「アーリーレイト」と呼ばれるモデルの最終型(アーリーレイト68〜72年)。アーリーバス似の丸みを帯びたバンパーと、後期レイトバスと同じ、縦長の大型テールランプが備わっているのが72年式の特徴です。

CM登場車②

そして2台目が…
そうです!実はこのCMには2台のバスが出ています。しかも2台は色こそ似てはいますが、まったくの別物。

この3枚のカットはすべて同じバスで、キャンパーモデルではない、スタンダードな乗用マイクロバスです。

キャンパーモデルにはあるポップアップルーフがこのカットでは無く、その代わりルーフラック(キャリア)が載っています。女の子の横のガラスも、キャンパーはベント式のルーバーウィンドウが付いていますが、コレは三角窓とはめ込み素ガラスの組み合せのマイクロバス仕様。他にも、キャンパーには無いボディーモールが付いていたりと、よく見ると色々違います。

こちらのバスも最初のと同じ「アーリーレイト」ではあるのですが、各部の特徴から、68年〜71年式のマイクロバス。72年式とは1〜2年の差ではありますが、外観上大きく変更された場所もあり、見比べればその違いは一目瞭然です。

まとめ

プレミアム・アウトレットのCMに登場するフォルクスワーゲン・タイプ2は2台のアーリーレイト。

1台は72年式のウエストファリア。もう1台は、68年から71年式のマイクロバスです。

撮影になぜ2台使われたのかは分かりませんが、推測するに、外観走行シーン用のキャンパーと、出演者とアップで映る「アメリカンな雰囲気のあるバス」との使い分けだったのかもしれません。

左レイトバス、右アーリーバス