愛車の空冷ビートルを手放したいけれど、「どこに売るのが良いのか分からない」なんて方も多いのではないでしょうか?
長年連れ添ってきた空冷ビートル。思い入れがあるからこそ、手放すときには「どこに売るか」がとても大切です。あなたの愛車の価値を理解し、出来れば手放したあとも大切に引き継いでくれる相手に託したい。そして出来れば高く…。
この記事では、そうした信頼できる売却先や、高額売却が期待できる売り方を詳しくご紹介しています。

1. 中古車買取店
メリット:
手軽に利用できる。信頼できる。一括査定(相見積)も出来る。
デメリット:
空冷ビートル(旧車)は詳しくない。業者によって査定額に差がある。
注意点:
街の中古車買取店は手軽に利用出来る反面、高額査定が見込めるのは新しい現行車や人気の車種のみ。買取後は業者オークションに流す為、買取額はそれを見越した低い査定額。
2. ディーラー(新車下取り)
メリット:
信頼できる。新車購入と同時に手続きができるので手間が掛からない。状態の悪い車も引き取ってくれる。
デメリット:
新車販売がメインなので、旧車の下取り査定はやや適当。他に比べて査定額が低くなる可能性がある。査定額「ゼロ」もある。
注意点:
下取り額は一般的な買取相場を下回る。下取り査定5〜10万円の場合は新車契約のサービス的な値付けの為、下取り後は解体されてしまう可能性もある。下取り車は業者オークションで転売。
3. 個人売買
メリット:
売り手側の希望価格で売れる可能性がある。買取店のような査定がない。
デメリット:
手間が掛かる。手続きが面倒。個人間取引の為トラブルになるリスクがある。
注意点:
必要書類の準備、名義変更手続きなどを自分で行う必要がある。売却後のクレームや代金未払い、名変してくれない、などのトラブルになるリスクがある。
4. オークションサイト
メリット:
多くの人に車を見てもらえるので、高額になる可能性がある。状態に関係なく売れる可能性がある。
デメリット:
売却まで時間がかかる。出品や引渡しなどの手間が掛かる。出品手数料が掛かる。トラブルになるリスクがある。
注意点:
実車を見ないで落札される可能性がある為、トラブルに発展しやすい。思ったほど金額が上がらず落札されてしまうことや、売れない場合もある。
5.旧車専門店(買取業者)
メリット:
旧車に理解がある。
デメリット:
空冷ビートルの専門家ではない為、個々の価値までは査定出来ない。
注意点:
自社でリセールする業者では高めな査定額も期待できるが、買取業者はそのまま転売することが多く、自ずと査定額は低め。
6.空冷ワーゲン専門店
メリット:
価値をよく理解している。相場を知っている。不動車でも大丈夫。希望金額がある場合は相談にも応じてくれる。
デメリット:
自社再販がメインである為、相場以上の高額査定は見込めない。手直しが必要な箇所がある場合はマイナスされる。
注意点:
VW専門店なので状態に関しての査定は他の売り先よりシビアだが、再販する際は自社内で修理する為、ダメージなどに関してのマイナス評価は比較的甘め。

6.外国人バイヤー(訪問)
メリット:
何でも買取る。基本現金払い。即日引き上げ。
デメリット:
意思疎通が微妙。信頼出来ない。高額なものは買い取らない。何者なのか分からない。
注意点:
転売(横流し)と輸出目的の買付の為、世間相場はあまり関係なく、オークション出品で利益が得られる程度の査定額であることが多い。
まとめ
空冷ビートルの売却方法で、もっとも高額売却・査定が見込めるのは、ネットオークションもしくは空冷ワーゲン専門店。
「ネットオークションは苦手」と言う方は、お近くの空冷ワーゲン専門店へ。車両販売をしているショップであれば表立って「買取」を宣伝していなくても、相談には乗ってくれます。(車種・年式・状態・希望金額があればその金額をお伝えください)

※空冷ビートルの一般的な買取相場は、平均販売価格のおおよそ5〜7割程度が上限(年式・状態によって差があります)
実際販売されている車両価格には、消費税10%(1100万の車なら100万円が消費税)や、税金・手数料・販売納車コストなどが含まれている為、実際の車両価格はその部分を差し引いた金額になります。